photo ジョーフィッシュ
これでも怒っています

-
 砂れきに巣穴を作り、大きな目で水中を見渡すジョーフィッシュ(和名・アゴアマダイ)。
 口の中で子供を育てるのに役立つ大きな口。あごのことを英語でジョーと言うように、あごが発達しているのが特徴だ。サメの映画「ジョーズ」も同じ意味で使われている。
 日本近海にいるものは、警戒心が強いため、巣穴からめったに出ることはないが、写真はインドネシアのメナド周辺で見られるゴールドスペック・ジョーフィッシュという種類。警戒心がそれほど強くなく、体長10センチの全身を観察することができた。
 最初は小さく口を開けて私を威嚇していたが、カメラのレンズがどんどん近づくと、精いっぱい大きな口を開けて一生懸命に威嚇してくる。
 もうあごが外れそうだ。のどの奥まで、撮影に成功した。